2011年7月18日月曜日

『鴨の親子』

『鴨の親子』

            ようこ( ̄ー ̄)v

 ここは水の都。茨城県は水戸にある千波湖
の畔にある公園です。
 私達、鴨族はこの公園を寝城にしています。
お隣りには、白鳥族もいます。その他、湖畔
には、カモメ族など、いろいろな水鳥がいま
す。
 今日は天気も良いので、生まれて間もない、
子供達3匹を連れて公園の川に沿って、歩い
てみますかね。
「母ちゃん、お腹すいた」まだ、歩いて5分
と経たないのに、年長の鴨一が不貞腐れた様
子で言いました。
「あたしも」「あたしも、お腹すいた」と子
供達は言いながら、歩こうとしません。
 湖畔の畔にある餌場に行けば、ご飯は食べ
られます。しかし、まだ、ご飯の時間ではあ
りません。
「我慢しなさい。まだ、お昼には成りません
よ」
「やだ。お腹すいたー」子供達は駄々をこね
て歩こうとしません。
 ここで、甘やかしては、子供達のためには
なりません。
「だめです。さー、歩きなさい」
 子供たちは一歩も歩きません。
 そうこうしていると、向こうの方から、人
間が近づいて来ました。
(丁度良かった。人間が何か、食べ物をくれ
るかも知れないわ)
 お母さん鴨は期待して待っていると、人間
は私達の一メートル手前で止まりました。
しばらく待ってみたけど、人間は食べ物を
くれる様子がありません。
(なんだ。見物か。あたし達は見世物じゃな
いのよ)
「さ。行くわよ」私は子供たちにそう言うと、
細く流れている川に、入りました。私に続い
て、3匹の小鴨達も、ぞろぞろと川に入りま
した。
 人間はずっと、私達を見ています。
(嫌ねー)私は、川をスイスイと泳ぎ、川の
橋の下に隠れました。続いて、小鴨達も私に
続いて、橋の下に隠れました。
 まだ、人間は私達を見ています。しばらく、
橋の袂に隠れていると、人間は諦めたのか、
向こうへ行ってしまいました。
「食べ物をくれる良い人間もいるけど、私達
に危害を加える悪い人間もいるから、人間を
見たら、気をつけるのですよ」まだ、生まれ
て間もない子供たちに、人間の事を教えまし
た。「はーい」小鴨達は元気良く返事をしま
した。 
 さてと、お昼の時間になったし、餌場に行
ってご飯にしましょう。

                おわり。

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