2009年9月9日水曜日

たっくんの完全なる飼育(5)

 竹部はがくがくと頭を縦に振って、頷いた。
「そう。いい子ね。じゃー、猿轡と縄を解い
であげるわ」
 竹部の猿轡と足の縄を解いだ。
 竹部は猿轡を解かれるなり、言った。
「いったい、どういうつもりなんだ?僕に何
か恨みでもあるのか?会ってから、何日も経
ってないし、僕は君に恨まれるよう事はして
ないぞ」
 あたしは、可笑しそうに笑って言った。
「あら、あたしは、あなたに恨みなんか何も
無いわ。ただ、あなたを飼いたくなっただけ」
 竹部は信じられないという顔をした。
「君はどうかしてるぞ。一度、精神科の医者
に診てもらったら、どうだ?」
「ほほほ。あたしは至って正常よ。そんな、
必要は無いわ。
 それより、朝食の用意が出来たから、ご飯を
食べましょうよ」
 竹部は唖然として、あたしを見た。
 そして、憮然とした表情で言った。
「手錠をかけられたままじゃ、食べられない
じゃないか」
「あら、それもそうね。じゃー、あたしが、食べ
さしてあげる」
「こんな格好で食べられるか!」
「あら、素直じゃないわねー」
 あたしは、また、スタンガンを手に取った。
「や、止めてくれ。わかった。わかったから、
それは止めてくれ」
「あら?急に素直になったわね。じゃー、
こっちに来て、食卓の椅子に座ってね」
 竹部に椅子を勧めて、あたしも食卓に着い
た。
 竹部の口の前にスプーンで掬った、スープ
を持っていった。
「はい、あーんして」
 竹部は口を開くとスープをごくんと飲んだ。
 次に、パンをちぎって、口の前に持って行
った。
「はい、あーん」
 開いた口の中へパンを入れた。
「もう、良いよ。食べたくない」と、竹部は
言った。
「もう、食べないの?しょうが無いわね。じ
ゃ、あたしはお仕事に行かなくちゃいけない
から、帰ってくるまで、おとなしくしてるの
よ。それから、足の縄と猿轡は、またさせて
貰うわよ」
 竹部は冗談じゃないと言ったが、スタンガ
ンをバチバチとかざしたら、おとなしくなっ
た。
「今のうちにトイレに行っておいたほうがい
いかもね」
 スタンガンはいつでも使える状態にして、
手錠をはづしてあげた。
 竹部がトイレに入っている間、ドアの所で
待った。
 トイレから出てきた竹部を再び、拘束した。
「トイレに行きたくなったら、これで、済ま
してね。なるべく、早く帰ってくるから」
 竹部が横たわっている傍に、携帯用のトイ
レを置いた。
「手錠をしているけど、そのくらい、使える
でしょ。それじゃーね。いい子にしてるのよ」
そう言うと、玄関に鍵を掛けて、最寄の駅に
向かった。
 仕事をしている間も、竹部の事が気になっ
て、仕事が手に付かなかった。
 終業のチャイムが鳴るのが、待ち遠しかっ
た。
 仕事が終わると、急いで帰り支度をして、
帰路についた。
 駅の改札口を出ると、いつも帰宅途中に寄
っている『檻商店』という八百屋に入った。
「ごめんくださーい」
 店の奥から八百屋のおやじが出て来た。
 おやじは、にこにこして言った。
「お、ようこちゃん。今日はいつもより、早
いね」「はい、おじさん。仕事が早く終わっ
たの。今日は何にしようかな?そうだ、寒く
なってきたから、鍋ものにしようっと」
 鍋ものの食材を仕入れた。
「ようこちゃん。一人で鍋かい。おじさんが
一緒に食べてあげようか?ははは」と、おや
じは冗談を言った。
「やだー。おじさんじゃダメよ。もっと、イ
ケメンじゃ、なくちゃ」
「お、言うねー。こりゃ、参った。ははは。
よし、きゅうり一本おまけだ!」
「わー。ありがとう」
 奥から、おかみさんが出て来た。
 いつも、お世話になっている八百屋のおか
みさんで、栗さんという。
「あら、ようこちゃん。いらっしゃい。この
人ったら、若い子を見ると、すぐ、鼻の下を
伸ばして」
 おかみさんは隣の亭主のわき腹を肘で軽く
突いた。

 檻商店を後にして、近くのスーパーで男物
の下着を買った。
 男物の下着をレジに出すとき、ちょっと恥
かしかったけど、夫の下着を買いに来た妻と
いうシチュエーションを装った。
 買い物を済ませ、自宅の玄関のドアを開け、
家の中に入ると、朝、出るときの状態で竹部
は横たわっていた。
「ただいま。いい子にしてた?」
「……」
 竹部は何も言わなかった。
 携帯トイレの始末をして、夕食の支度にか
かった。
「今日は、お鍋よ。食べるとき、猿轡だけ、
はづしてあげるわ」
 手錠をして、足に縄を巻いた状態で、椅子
へ座らせた。
 竹部はずっと、食べるものを食べてないの
で、口に食物を運んであげると、ガツガツと
食べた。

 食事を終えて、再び猿轡をした。
 しばらくして、お風呂の用意をした。
「お風呂に入らなくちゃね。あたし、先に入
るから。あなたは、後で入れてあげる」
 竹部はもぐもぐ言ったが、何を言っている
のか、解らなかった。
「あー。いい湯だった」パジャマにバスロー
ブを羽織って、髪を乾かした。
「さ。あなたもお風呂、入りましょうね」
 手錠はそのままに、足の縄を解いて、服を
脱がせた。
 服を脱がせる時、少し抵抗したが、頬をパ
シッと叩いたら、おとなしくなった。
 上着を脱がせる時、手錠が邪魔で脱がせら
れなかったので、一旦はづして、服を脱がせ
また手錠を掛けた。
 竹部は一糸まとわぬ、すっぽんぽんになっ
て、恥かしそうにしていた。
 男の人のあそこを見るのは、初めてじゃな
いけど。なんだか、あたしも恥かしいので、
出来るだけ見ないようにしてあげた。
 あたしも、着ているものを脱いで、ブラと
パンティーだけになった。
 竹部は興奮しているのか、あたしの半裸を
見て、手錠がかかっている両手で前を隠した。
 かまわずに竹部を湯船に入れた。
「さ、出て」
 竹部を湯船から出すと、スポンジにボディ
シャンプーを付け、体を洗ってあげた。
 竹部の下半身を見ると、びんびんに反応し
ていた。
 天を突く、いち物も丁寧に洗ってあげた。
 竹部は猿轡の口から、声にならない、くぐ
もった声を出していた。
 竹部のいち物をしごくように洗っていると、
あたしも、だんだん、変な気持ちになって来
た。
 ブラをはづして、胸にシャンプーを塗りつ
け、竹部の背中をぬるぬると洗った。
 とても、気持ち良かった。
 しばらく、竹部の背中をお乳で往復してい
たけど、飽きたので終わりにした。
「はい。おしまい」そう言うと、シャンプー
をお湯で、ザーッと洗い流し、竹部を再び湯
船に入れた。

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